International Society of Life Information Science (ISLIS)

Journal of International Society of
Life Information Science (ISLIS)

31巻、2号、2013年9月号

要旨 


[原著論文] Peer-Reviewed

(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.31, No.2, p.171)
非接触ヒーリング(bio-PK)の方法と 生体センサの反応パターンの関係
− チャクラ活性型、DNA書き換え型(言語誘導型)、 エネルギー循環改善型ヒーリングの競合・抑制関係 −

小久保秀之1,2、薄井孝子3、嶋原兆子4、南愛梨3、清水武2、高木治1、河野貴美子1、山本幹男1
1国際総合研究機構(IRI) 生体計測研究所
2明治大学 意識情報学研究
3ユリア心理サポートオフィス
4カリフォルニア臨床心理大学院 日本校

要旨:
筆者らの開発した白いぼキュウリを生体センサとするガス測定法と蛍光測定法を使った研究から、非接触ヒーリング(bio-PK)によって生体センサに3種類の異なる反応パターンが生じることがわかっていた。この反応パターンとヒーリング方法との関係をカテゴリカル主成分分析によって検討した。実験は2012年2月27日〜3月30日、6月30日〜8月5日に、国際総合研究機構(IRI)生体計測研究所にて実施した。実験協力者は公募した手かざしヒーリング経験者11名(男2名、女9名、平均年齢44.1歳)であった。白いぼキュウリ切片を生体センサとし、センサの反応をガス測定と蛍光測定法(4波長)とで測定した。ヒーリングパワーの大きさの指標として、実験試料と対照試料のガス濃度(または蛍光強度)の比の自然対数(J値)を用いた。また測定J値は零点同時補正法(SCAT)によって較正した。ヒーリング実験はセンサの匂いの強さ(ガス量)を変化させるよう指示した。また、施術者が実験当日に行ったヒーリング方法について26項目(H項目)、普段のヒーリング実践においてクライアントにある感覚・現象が生じたときに使っていたヒーリング方法について27項目(CL項目)の調査を2件法で実施した。試行ごとにガスJ値と蛍光J値の平均値を算出してデータセットとし、これをクラスター分析によってパターン分けしたのち、カテゴリカル主成分分析を行った。結果、センサの反応パターンは3種(パターンI、II、III)に分かれ、(1) チャクラ活性型ヒーリング、(2) DNA書き換え型(言語誘導型)ヒーリング、(3) エネルギー循環改善型ヒーリングの3種に対応すること、また(1)と(2)は競合関係に、(3)は(2)を抑制する関係にあることがわかった。また、コレスポンデンス分析による追加分析でも分析結果が支持された。本研究で得られた知見は生体センサの反応をJ値で表した多変量データセットのパターン分析によって得られたものであり、この手法がbio-PKのメカニズム研究に有益であることが示唆された。。
Keywords:
クラスター分析、カテゴリカル主成分分析、CATPCA、非接触ヒーリング、エネルギー療法、チャクラ、言語誘導、DNA、エネルギー循環、気、生体センサ、白いぼキュウリ、Cucumis sativus ‘white spine type’、ガス測定法、蛍光測定法i

【理事長報告】
(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.31, No.2, p.182
国際生命情報科学会 (ISLIS )主催
第36回生命情報科学シンポジウム
不思議現象を説明できる「新しい世界像を求めて」Z
富士合宿討論 開催趣旨

山本 幹男
国際生命情報科学会 (ISLIS) 理事長・ 編集委員長1
国際総合研究機構 (IRI) 理事長2
超党派 国会議員連盟 人間サイエンスの会(NS) 世話人代表2
(東邦大学 理学部 訪問教授)
要旨: 国際生命情報科学会(ISLIS:イスリス)は、1995年の創設以来、現在の科学知識の延長で説明が出来そうも無い超常現象やこころや精神を含んだスピリチュアル・ヒーリング、気功、潜在能力、超心理現象など、不思議現象の存在の科学的実証とその原理の解明を主目的として来た。この18年間に生命情報科学シンポジウムを36回主催し、国際学会誌Journal of International Society of Life Information Science (Journal of ISLIS )を年2号定期発行し、総計6,000頁以上の学術論文と発表を掲載し続けてきた。この間不思議現象の存在の科学的実証には多くの成果を挙げた。しかし、その原理の解明はほとんど進んでいない。そこで、第7回目の標記の合宿で2013年6月に世界文化遺産に登録された富士山に集い、「世界文化遺産登録記念公開講演」を含め、下記を実施する。不思議現象の研究の現状と各界の世界像を知り、不思議現象を説明可能な世界像を合宿討論で追求する。また、参加者による気功・禅・セラピー統合医療・代替医療など各種健康増進、自然治癒力、能力開発、自己啓発、などの講演・実演・実技指導、実践体験等で各界の交流を図る。吉田の火祭り参加やスピリチュアル・スポット巡りも行う。

Keywords:
国際生命情報科学会 (ISLIS)、不思議、世界像、世界観、超常現象、超能力、超心理、潜在能力、催眠、心、精神、スピリチュアル、代替医療、CAM、統合医療、IM、気功、ヨーガ、瞑想、幸福、富士山、世界文化遺産、スポット

[発表論文] Without Peer-Review

(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.31, No.2, p.187)
特異現象の生物物理学的研究の可能性

小久保秀之
国際総合研究機構(IRI)生体計測研究所
要旨:
特異現象を研究する方法はさまざまであり、社会的、文化的な側面からの研究、医学的側面からの研究などがある。特に医学的側面からの研究は近年の補完代替医療・統合医療の隆盛とともに活発化しており、Medlineに収録されている関連論文の増加となって現れている。しかし、その一方で物理学的な側面からの研究の件数はそれほど増加していない。本講演では、生体をセンサとする生物物理学的研究の重要性と可能性を論ずる。

Keywords:
特異現象、補完代替医療、統合医療、生体センサ、生物物理学

(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.31, No.2, p.187)
瞑想者の周りの空間は何かが違う!

高木治1、坂本政道2、小久保秀之1、世一秀雄1、河野貴美子1、山本幹男1
1国際総合研究機構(IRI) 生体計測研究所
2潟Aクアヴィジョン・アカデミー
要旨:
瞑想者の周りの空間は、瞑想者がいない時と何か違いがあるのだろうか?とういう疑問を明らかにするための1つの実験結果が最近発表された(Takagi, et al., International Journal of Physical Sciences, 8(15): 647-651, 2013)。違いを感じる役割をするのは生体センサである食用キュウリ。キュウリを切って放置するとキュウリから香りが漂うが、そのキュウリから放出されるガスの濃度を詳しく調べることによって、瞑想者の存在が空間的に離れたキュウリに影響を与えていることを実証した。瞑想者のキュウリへの非接触効果は、現代科学の領域ではまだ認められていない未知の現象である。この未知現象の存在を明らかにした実験内容について報告する。

Keywords:
非接触効果、瞑想者、バイオセンサー、キュウリ、ガス


(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.31, No.2, p.187)
脳の進化と意識

河野貴美子
国際総合研究機構(IRI)生体計測研究所
要旨:
ヒトはその誕生過程において、胎内における約40週で生命40億年の歴史をたどるといわれる。脳においても、約5億年前、原索動物に生じたとみられる神経管から順に、脳幹、旧皮質、新皮質と古い部分をそのまま内に取り囲むように、外側へ外側へと階層的に構築されていく。さらにヒトとなってからのさまざまな環境要因、生活状況も進化の過程でその回路の中に取り込みながら、現在の我々の脳がある。それらの過程で「意識」はどのように生まれ、どのように進化したのかなど、脳の構造や回路、その機能とともに考えてみたい。
Keywords:
進化、階層構造、脳機能、旧皮質、新皮質


(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.31, No.2, p.187)
生物の磁気感覚について

小久保秀之
国際総合研究機構(IRI)生体計測研究所
要旨:
生物のもつ感覚のうち、磁気感覚は最もよくわかっていない感覚のうちの1つである。長年にわたって虫の知らせと呼ばれる特殊な知覚現象と地磁気変動と関係が議論されているが、そもそもヒトに磁気感覚が備わっているかどうかがはっきりしていなかった。しかし、21世紀になって牛や鹿が地磁気に反応していることが発見された。また、鳥や魚に細胞内の微小磁石を利用した磁気感覚をもつものがいることは知られていたが、近年では量子力学的な効果を磁気検出に利用している生物の存在が議論されるようになった。その仕組みはヒトにも備わっていることから、ヒトも磁気感覚をもっている可能性が検討されている。
Keywords:
磁気感覚、微小磁石、量子効果、地磁気変動


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Last Modified: August 15, 2013