[Proceedings of 28th Symposium of Life Infromation Science]
without peer-review
(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.27, No.2, p.181)
fNIRSによる体外離脱体験中の脳血流変化の測定
- 乾泰宏1、小久保秀之2
1タオ研究所(日本、東京)
2生体放射研究室、国際総合研究機構(日本、千葉)
- 要旨:
- 体外離脱体験とは、あたかも意識が肉体から抜け出したかのように感じる意識経験である。「タオ内丹法」(仙道)修練の中に体外離脱体験を誘導する方法がある。この方法で導かれた瞑想的な体外離脱体験状態の脳血流を、近赤外分光血流計を用いて測定した。同方法に熟達した熟練者1名(男,
71歳)による予備測定の結果、前頭前野で顕著な血流減少が観察された。
- Keywords:
- 体脱体験、OBE、近赤外分光血流計、fNIRS、脳血流、前頭前野、タオ、仙道
(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.27, No.2, p.186)
「生まれ変わり仮説」を指示する事例の研究
〜退行睡眠中の異言の分析を通して
- 大門 正幸1、稲垣 勝巳2 、末武 信宏3、岡本 聡1
1中部大学(日本、愛知)
2稲垣メンタルヘルス研究室(日本、岐阜)
1さかえクリニック(日本、愛知・東京)
- 要旨:
- 本研究の目的は、退行催眠中に被験者が語る、いわゆる「過去世」の記憶をデータとして用い、生まれ変わりの存在を強く示唆する事例について詳細に検討することである。具体的には、被験者が退行催眠中に語る異言(本人の経歴から、知っているはずがないと判断される言語)に着目し、発話について言語的な分析を行うものである。
- Keywords:
- xenoglossy, reincarnation hypothesis, hypnosis, regression therapy, language,
Nepalese, Nepal
(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.27, No.2, p.192)
太極拳実施に伴う脳波の変化 U
- 河野貴美子1,2、坂上泰代2*、桂川秀嗣2、高木治1、小久保秀之1,2
橋爪秀一3、鎌田明彦4、山本幹男1,2、渡辺恒夫2
1国際総合研究機構(千葉)
2東邦大学理学部 心と生命の環境学研究センター(千葉)
3森永製菓(株)研究所(神奈川)
4アイリテック(株)(東京)
- 要旨:
- 太極拳練習過程における脳波の変化を、昨年に引き続き、各種生理指標とともに検討した。今回は全くの初心者における半年間の変化を追うとともに、鍛錬歴20年および12年の太極拳師範格を有する者2名をその参照として計測し、単純な足踏み運動との違いを検討した。安静時に後頭部に大きく現れる
波は、動きを伴う太極拳実施中は小さくなる。しかし、上級者ほどその減少度合いは少なくなり、さらに前頭/後頭
波平均振幅比(Fp2/O2)が大きくなる傾向が認められる。今回の初心者も、練習を積むにつれてリラックスして太極拳ができるようになり、実施中の後頭
波が初回より増える傾向が認められた。同時に前頭部のα波も徐々に増大する様子がみられ、Fp2/O2はわずかながら大きくなる傾向がみられた。さらに、足踏み後の安静は覚醒度が下がりがちであったのに対し、太極拳後の安静では閉眼でも比較的高い覚醒水準を維持する傾向がみられていた。
- Keywords:
- 脳波、太極拳、α波振幅値、前頭
波、ストレス負荷
(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.27, No.2, p.197)
音楽DVDを用いた振り付け記憶課題の研究
−fNIRSによる脳血流変化の測定−
- 小山悟史1,2、小久保秀之2、上之真太郎3
1明治大学大学院情報コミュニケーション研究科(日本、東京)
2国際総合研究機構 生体計測研究所(日本、千葉)
3明治大学大学院(日本、東京)
- 要旨:
- 振り付けのある音楽DVDを用いて振り付け記憶課題時の脳血流を測定した。測定結果は、4人に共通して賦活する部位があった。その部位は、音楽(歌謡)による賦活だと考えられる。2人に共通して賦活した部位と残りの二人に共通して賦活した部位の記憶の仕方が2パターンに分けられた。前者は包括的に推測しながら振り付けの流れを記憶しようとしていたと考えられ、後者は論理的・空間的推測しながら記憶しようとしていたと考えられる。ワーキングメモリの部位である領域は共通して賦活しなかった。振り付け記憶を行うことで前頭前野の賦活する部位が多くなった。また、記憶の仕方の違いが前頭前野に現れる可能性も示唆された。
- Keywords:
- 振り付け記憶、記憶方略、前頭前野、酸素ヘモグロビン、oxyHb、近赤外分光血流計、fNIRS、Perfume
(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.27, No.2, p.207)
キュウリを生体センサとして用いたガス測定法の開発
- 小久保秀之、高木治、山本幹男
国際総合研究機構 生体放射研究室(日本、千葉)
- 要旨:
- 筆者らは、これまで、キュウリから生じるバイオフォトンで非接触ヒーリング(bio-PK)の効果を定量的に測定する方法を開発し研究してきた。バイオフォトン測定法は、たった1・2回の測定でヒーラーの制御されたパワーを見積もれるほど検出力が優れているが、装置の高額さが普及の障害になっていた。筆者らは、バイオフォトンとともに生成する揮発性ガスに注目し、ガス生成量をガス検知管で測定する簡便な測定法の開発を試みた。キュウリから生じるガス専用の検知管は存在しないが、実験の結果、ガステック社の酢酸エチル検知管141Lで代用できることがわかった。これを基に、キュウリ切片を密閉容器に入れ、24時間後にガス検知管でガス濃度を測定するという簡便かつ安価な測定法を開発した。
- Keywords:
- 酢酸エチル、ガス検知管、緑の香の生合成反応、白いぼキュウリ、生体センサ、非接触ヒーリング、生体念力、バイオフォトン
(J. Intl. Soc. life Info. Sci. Vol.27, No.2, p.218)
不思議現象の意識科学的考察
霊的現象・スピリットに対する情報波観点からの考察
- 要旨:
- 不思議現象は、超極微的存在である気・意念により発現する意識的現象で、意念は量子論の不確定性原理によって、時空間宇宙内で非局在的存在となる情報波と考えられる。化学物質情報構造体のDNAが生命現象の源となるという類似現象が、極微情報素子からなる情報構造体でも起き得ると仮定すれば、情報構造体として非局在性の霊やスピリットなどが存在し得ると考えられる。これら情報波が人間の意識と共鳴して、チャネリングや憑依、言霊等の霊的現象を発現する可能性があるとの考察を行う。
- Keywords:
- 気、意念、不思議現象、情報波、意識科学、霊的現象、スピリット、言霊
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Last Modified: September 1, 2009